「神様、神様、いつになったら私は幸せになれるの?」

神様は不公平。 普通、「神様」っていうのは皆に平等な筈なのに。 全然平等なんかじゃない。

「神様、神様、いつになったら私は幸せになれるの?」

神様、貴方は私の様なこんなちっぽけな人間の言う事なんて聞かないんだよね。 いいの。 そんな事、随分と前から分かっているから。 それなのに、どうしても私はこう言ってしまうだけだから。

「…、いい加減にしろ。そんな事を言って、どうなるんだよ」
「分かってるよ、どうにもならない事ぐらい。でも神様、私は言わなくては気が済まないの」

そう言うのなら、神様、どうにかしてくれる? なんて言ったら、貴方は困るに決まってる。

「…?」

いつも神様は、私の名前を呼ぶ時は悲しそうだ。 苦しそうに、辛そうに、私の名前を呼ぶ。 初めて会った時もそうだった。

「なぁ、。お前はどうしてそこまで神に願うんだ?」

その時の神様も、今と同じだった。 ……ううん、違う。 神様はいつも私の前ではそうだ。 私は神様が笑ったところを見た事がない。

「…ねぇ、神様」
「どうした、

微笑んで神様を見れば、神様は少し戸惑ったようだった。 無理はないよね。 本当にいいの、無理はしないで、神様。

「神様、いつになったら私は幸せになれるの?」

エンドレス・エンドレス